第4章 お弁当
クロウ
「さて…行こうか。」
そう言うとクロウさんが私に手招きをし、
自分の側に来いと誘導する。
魅菜
「あっ、はい…」
私はクロウさんの元に…
クロウ
「俺に抱きついて。」
魅菜
「!?」
(え!?なんで(;´д`)!?)
男の子と手を繋いだ事しかない私にとって…
異性に抱きつくなんて未知のスキンシップだし、
なにより死体の側でなんて事を!!状態……
クロウ
「ほら、早くおいで。」
魅菜
「やっ、やれません……💦」
クロウ
「ん(・ω・)?なんで?」
魅菜
「なんていうか…ご遺体の横で不謹慎かなって……」
クロウ
「え(・Д・)?不謹慎??
……あっ…なるほどそう言う事か。
大丈夫、大丈夫…
俺に抱きついた瞬間にはもう違う所に居るから( ◠‿◠ )」
魅菜
「ち、違う所((((;゚Д゚)))))))!?」
(あの世!?)
不気味な笑顔が、
"あの世"と言っているようで更に私を不安にさせる。