第4章 お弁当
クロウさんが、
あの女の子の死体から
自分の耳から外した
小さな小さな雫型(💧)のイヤリングの金具(蓋?)を外し、
血液を詰め始めた。
魅菜
「あの…な、なにをしてるんですか…(;´д`)?」
クロウ
「…そうだね…んー、
人間で言うところ"お弁当"の中身を詰めてるとこかな。」
(お弁当!??)
クロウ
「俺はヴァンパイア。
だからやっぱり定期的に血が飲みたくなる。
だけど俺は人間を"まがいもの"にしてまでは吸血したくない…
だからこうして死体から少しだけもらって…
それで……こうやって………」
クロウさんは血を詰めた赤い雫型のイヤリングを左耳につけた。
クロウ
「いつでもどこでも飲めるように装備…
ね、原理はお弁当に近いところはあるでしょ?」
魅菜
「たっ…たしかに…(・Д・)💡」