第25章 産卵と出産の違い
ななみちゃんの暗殺を、
この目で見届けるために人間界に行った日から…
何故か私のお腹は凄いスピードで大きくなっていった。
魅菜
「…先生…これはいったい💦」
私は心配になりお医者様の妖詠先生の元を訪れていた。
妖詠
「ふむ…確実ではないが……
おそらく人間界に行った事で胎児の成長スピードが変わった…
としか考えられない。
もういつ産まれてもおかしくないから、気をつけなさい」
(いつ産まれてもおかしくない!?💦
うそ…心の準備が💦)
私は少し後悔していた。
何故なら…前回娑羅志奈のお婆さんの所へ行った時も
若干"違和感"を感じていたのに…
また懲りずに行ってこれ…
本当ならまだ…7ヶ月…
私の心の整理は全然出来ていない。
妖詠
「…今日は鮎姫様の産卵に付き添わないといけなから、
もし何かあった時は…私が来るまで自力で頑張るんだよ。」
魅菜
「( ;´Д`)ノえ!?自力で!!?」
妖詠
「そうだよ。」
私は一抹の不安どころか、
とてつもない不安を抱えながら自宅へと戻った。