第23章 と•も•だ•ち
思い出の私とななみちゃんのツーショット写真…
私の顔が分からないほどカッターでズタボロにされていた。
魅菜
「………」
(私の事…本当に嫌ってたんだ……)
なんというか…何かイライラしてきた頃…
床に散りばめられたものに気付く。
魅菜
「黒さん……足元になにか沢山落ちてます……」コソコソッ
黒
「ん?」コソコソッ
2人で足元に目を向けると……
魅菜
「!!」
黒
「!!」
床には…
BL本が散乱していた。
(ボーイズラブ…の本!?)
黒
「……まぁ…趣味は人それぞれだしな……」ボソッ
私の友人だからか、
かなり気を遣って発言している黒さん。
魅菜
「…だよね(;´д`)」
でも…いくら好きと言っても、
量が尋常の域を超えている。
"パラパラパラッ…"
そして私はなんとなく一冊だけ拾いあげ読んでみると…
(うわっ(*´ω`*)序盤から…凄い描写……)
1ページ目から、営みシーンが…
黒
「おぃ…んなもん見て興奮して股…濡らすんじゃねぇーぞ。
タイツだから染み目立つぞ〜(・Д・)」コソコソッ…
魅菜
「(´⊙ω⊙`)!!」
なんて事を言うんだと反論しようとした時…
私はあることに気がついた。