第21章 ごめんね、
息を切らしながら走ってくると、
魅菜は不安そうな表情を浮かべたまま立っていた。
たった数分だったろうけど…
どんなに不安だったんだろか…考えるだけで胸が痛い。
しかも、
鬱陶しいまで言われて…もしかしたら俺との離縁を
この短時間で考えていたかも知れない…
黒
「…ごめん……一緒に行こう。」
魅菜
「ううん…私こそ急に泣いちゃってごめんね!
お腹…空いちゃった(*´ω`*)」
魅菜のこういう所は本当に好きだ。
どんなにすれ違っても必ず戻りたくなる……
黒
「今日は…妖牛のすき焼き屋にでも行くか!!」
魅菜
「え!?すき焼き!??
さっ…賛成です(*´ω`*)ノやったぁーー!」
(おっ…笑った!)
黒
「…とその前に…ほら……」
俺は再び魅菜の左手薬指に指輪をはめた。
魅菜
「…ありがとね…もう絶対に捨てないから……」
黒
「まったくそうしてくれよ(´-ω-`)」
魅菜
「う、うん💦」
そして…俺と食いしん坊な嫁はまた再び仲良く屋台群へ向かう。