第20章 隣の畑は奇妙に見える
すると縁側からルゥちゃんの叫び声が…
(殺られた!??)
私はルゥちゃんの死を無駄にしない為にも、
上半身が縁側に向いている隙に私は畑から飛び出した。
魅菜
「だれか!!誰か助けて下さい!!」
赤月が照らしだす道路に飛び出すと、
私は自宅と正反対の方へと走る。
(金太郎さんがあんな人だったなんて💦)
無計画で飛び出してきたものの、
もうこの辺の地理に多少は詳しくなっていたから
私は…山に少し入った場所にある廃神社に飛び込んだ。
魅菜
「ハァハァハァ……」
ここは以前、
黒さんと喧嘩をして隠れた時がある。
結局見つけてくれたのはクロウさんだった…けど
(見つからないと良いな…)
震える身体を自分で温めるようにうずくまる。