第18章 17歳の母、黒の親戚に反対される…の巻。ブサ猫ルーノの改名。
そんな困ってる黒様と奥様を見ていたら…
この前のひと時を思い出した。
真夜中…
赤月の光が差し込む縁側……
奥様が俺を膝の上に乗せ優しくブラッシングしてくれている……
魅菜
「ルーノくん…私ね…お母さんになったの。」
ルーノ
「…母ちゃんに?あー、妊娠か。
で?やっぱりあの日に出来た感じ(=^ェ^=)?」
魅菜
「ふふっ…ルーノくん鋭いね。
…たぶん…そうかな(*´ω`*)」
幸せそうな奥様…そんな姿を見ていると…
なんだか俺も嬉しくなっている。
ルーノ
「何匹うまれてくっかな?」
魅菜
「どうかな〜、人間は基本的には一回の妊娠で一人ないし二人…三人くらいだけど……
妖怪ってどんな感じなんだろうね(*´ω`*)楽しみね〜」
そして俺の背中を撫でる奥様。
オレの孤独でクールな喉が自然と鳴る…
魅菜
「…赤月…今日もやっぱり気持ち悪いね。」
ルーノ
「だな。」
オレと奥様の秘密の夜は静かにふけていった……