第18章 17歳の母、黒の親戚に反対される…の巻。ブサ猫ルーノの改名。
【ルーノ視点】
ルーノ
「奥さんよぉ…ちょいたんま……。」
魅菜
「ん?なあに?」
俺がこの家の飼い猫という生きにくい何かになってから数カ月…
俺のストレスマックス!毛玉ゲロ吐き放題!砂トイレ清潔!!
こんな生活に嫌気がさしている。
特に嫌なのが…
黒様の奥様…つーかまだ祝言あげてないから奥様ではないみたいだけど、
俺は奥様って呼んでる女が作る猫まんま!!
ルーノ
「…ん?なあに?…じゃねえよな?
なんだってネズミの頭が猫まんまに入ってんだよ。
オレ…コイツだけは苦手だって言ったよな?
おい、作り直して来いよ!今すぐに!!」
魅菜
「(´⊙ω⊙`)」
オレは猫まんまを台所の床に投げ捨てた。
"バシャ!"
そして…
ネズミの野郎の頭が勢いよく転がって転がって転がって……
"ピタッ"
誰かの足元で止まった。
ルーノ
「………あ……」
黒
「おい…俺の嫁の作った飯を捨てるとは…な……」
少し伸びた髪の毛を頭の高い位置で結び、
珍しく黒い着物を着た黒様が、
オレを今から殺す勢いで睨みつけてきた。
ルーノ
「…嫌だなぁ…
という演技を…していただけですよぉ〜。←手を擦り合わせながら話す
奥様のお作りになられる猫まんまは世界1でありますゆえ!!」
"バフッ…ハフッ…バクバクバクバクっ……"
オレは地面に顔を擦りつけながら、
散らばっている猫まんまを食らう。
(食べす!食べますからどうか命だけは!!!)
魅菜
「あらっ…下品…(´・ω・`)」
黒
「…汚ねぇーな!!
その顔で…今日集まる親戚の前に出るなよ…
飼ってる俺たちの品格が疑われるからな。」
ルーノ
「(=・ェ・=)えっ………」
(酷ッ!!)
オレは数日以内の家を出る覚悟した。