第12章 お庭の小屋で
「今日で意識が戻らないまま2日だぜ?
そろそろ綺麗な寝着に着替えさせてやりてぇ…
ちょっと…失礼するか……」
黒さんが私の胸元に手を置く
「待て。お前は駄目だ。
下心丸見えなんだよ。」
「下心!??俺が!!?」
「そうですね…たしかに黒さんは変態そうです。
それならこうしたらどうでしょう?
ご近所に女性の妖怪がいらっしゃいますよね?着替えの手伝いを頼んでみては?」
あの日…不死身になった沢村さんの声もする。
「…それが一番かもしれないな。
そうと決まれば黒…頼みに行ってきてくれ。」