第12章 お庭の小屋で
黒
「あっ!?いっけねっ!!!」
(え?)
魅菜
「黒さん…あの…何やったんですか……?
背中が痛いんですけど…」
そして足元にポタリポタリと温かいものが落ちる。
それが自分の血だと分かるのに時間はかからなかった。
黒
「やっちまった…俺…また焦って……」
黒さんはキジのような鳥をさっきまで捌いていたであろう
鋭利な包丁を床に落とした。
(なっ!もしかして包丁を持ったこと忘れて私を抱き寄せたの!?
そりゃ…刺さるよ!💦
あっ…いけない…意識が……)
魅菜
「もしかして…そうやって些細なトラブルで……
殺しちゃった感じなの?小屋の死体……」
(私も仲間入り…かな(;´д`))
黒さんは申し訳ないとでも言うように頷いた。
(あ…もう駄目だ私…)
黒
「待ってろ💦医者を呼んでくるから!!」
黒さんは私を床に寝かせ、
動転しているのだろうか
半分狼…半分人間の姿で部屋から出ていった。