第12章 お庭の小屋で
黒
「それよりお前…臭ってんぞ!?
風呂入ってんのか!?」
魅菜
「え?」
黒さんが臭いというなら臭いんだろう…
でも私は毎日、お風呂に入っている。
そうだとしたら考えられるのは小屋でついた腐敗臭に違いない…
魅菜
「あの黒さん!お風呂…入ってきて良いですか💦」
黒
「早く入ってこいってんだ!!くっせーんだよ!ブス!」
魅菜
「なによ!ブスって!!
黒さんのせいじゃない!小屋に死体なんて置いておくか……」
(あっ!!)
クロウ
「おまっ!!」
しまった怒りに任せて見た事を言ってしまった。
魅菜
「ッ…」
(私も殺される!?)
私は慌ててお勝手から出る為に黒さんに背を向けた
黒
「待て!ブス!!」
魅菜
「待つわけないじゃないですか!!💦」
黒
「待てって言ってんだよ!!
お前には…死んで欲しくねーんだよ!!!
止まれってんだぃ!!」
(え?お前には死んで欲しくない?)
魅菜
「きゃっ!」
クロウさんの発言に驚き、
立ち止まると。
私はあっという間に黒さんの腕に抱きしめられた。