第9章 会議
クロウ
「はぁ…
人間の魅菜を外で働かせたら、
どうなるか想像できるだろ?
それは賛成できないな。」
(クロウさんて、冷たいのか優しいのかよく分からないなぁ…)
黒
「…だけどですね!
働かざる者"勝手に住むな!"って言葉があるでしょ?
…そうだ!あのカエルの居酒屋で働かせたらどうですかね!?
あそこのカエルどもは人間が好きだし、
給金だって悪くないし!!!」
(うわっ…さっきまで祝言とか言ってた人が、
私だけ働かせるとか……)
まだバイトもしたことない私、
上手く働ける自信がない。
でも…
この妖界に居続けるなら、仕方ないのかも知れない。
クロウ
「確かにあそこなら安心だが…
やっぱり心配かな。
……それなら俺が魅菜を養う。
ここで暮らす生活費もきちんと出すよ。
黒、それなら良いか?」
(え!?)
クロウさんの言葉に驚く。
魅菜
「( ;´Д`)…💦」
でもそれは悪いです!と断ろうとすると…
黒
「それじゃ!まるで!!
ブスが、クロウさんの女みたいじゃないですか!!
ブスは絶対に俺の嫁にするんでそれはダメです!!」
クロウ
「…え?そう?」
黒
「そうです!
クロウさん…俺たちでブスの行く末をきめるのは、
なんか違うと思うんですよ!!
だから…ブスに決めさせましょう!!」
クロウ
「…まあ、そうだね。いいよ、賛成。」