第8章 お見合い
会場内が騒つく。
?
「一歩、遅かったか…💚」
綺麗な顔立ちの男性が、
黒い着物に身を包み立っていた。
妖怪達
「ぬらりひょん様だ!!!」
(ぬらりひょん様…?)
クロウ
「はい、完全に遅かったですね。
貴方も俺たちも……」
黒さんはそんな2人の会話に混じらず、
私の上に横たわったままの紅楼丸さんを優しく退かしてくれた。
魅菜
「…ッ……」
黒
「…短い時間で紅楼丸を惚れさせたんだな…
ブス…お前…誇って良いぞ。」
傷心している私を思ってか優しく声をかけてくれる黒さん。
魅菜
「………」