第6章 眞琴くん
"グチャ!"
魅菜
「きゃっ💦」
私を庇おうとした誰かが、
私の真上で大量の血を流した。
その血は私の顔面にポタポタと落ちている。
私は何者かを見ると…
右耳を押さえ血を流している"眞琴"くんがいた。
魅菜
「眞琴くん!」
眞琴
「君は首切り風を知っていたんだね(;´д`)
偉い…けど、首切り風って判断したら
1時間は身を隠さないと危ないんだよぉ〜」
魅菜
「ご、ごめんなさい!!私のせいで💦」
"ビリビリッ"
私は着物の裾を口で破き、
その布で眞琴くんの耳をおさえる。
眞琴
「ふふっ、優しいだね魅菜ちゃんは。
でもね、僕は大丈夫なんだよ?ほら……」
眞琴くんは押さえていた手を退け、
耳を私に見せてきた。
魅菜
「あれ!!?」
耳は元どおりになっていて、
怪我をしているようには見えない。
眞琴
「これがさ、不老不死の力だよ。」
魅菜
「(´⊙ω⊙`)」
眞琴くんが私に手を差し出す、
眞琴
「ほらほら、立とう。」
魅菜
「うん!」
私は眞琴の手を握り返した。