第6章 眞琴くん
魅菜
「(´⊙ω⊙`)」
黒
「(´⊙口⊙(#)」
クロウ
「…黒!!お前!今まで何処で何をしてたんだ!」
クロウさんが白い手を振り上げ、
黒さんの頬を叩いた。
黒
「それは……」
クロウ
「お前を信頼して魅菜を預けた。
…だがこれはどういう事だ?
魅菜は妖界にとって大切な……」
黒
「す、すみません💦
つい…誘惑に負けてしまって……」
クロウ
「……黒……
人間の女に妖怪の血が流れた赤子をどんどん産んでもらわないと
この先…妖怪にも妖界にも未来はないんだ。
大切にしてくれ…頼むから。」
黒
「はい…気をつけます…」
(私産むだけの為に…)
悲しくなってきた。
不気味なこの世界の何処をどう走れば人間界に行けるか分からないけど
こんなに酷い事を言われて黙っていられるほど私は…大人じゃない。
黒
「あっ!!」
クロウ
「!!」
私は2人から逃げ出した。