第6章 眞琴くん
魅菜
「あっ!?クロウさん(*´ω`*)!!」
何処からともなくクロウさんが現れた
眞琴
「…ッ……」
眞琴くんは何故か、
後ろに飛び退きクロウさんと私から離れた。
魅菜
「ん?どうしたの?眞琴くん?」
私は心配になって眞琴くんに駆け寄ろとすると…
魅菜
「!?」
クロウさんの右手が私の動きを止めた。
クロウ
「帰ろう」
魅菜
「え?」
クロウ
「…帰ろう、魅菜。」
クロウさんは長い黒いマフラーで口元を隠しながら、
落ちついた口調で私を説得する。
魅菜
「……は…はぃ。」
私は眞琴くんの事が気になりながらも、
クロウさんに連れられ屋台群の方へ歩き出した。
眞琴
「魅菜ちゃん!!
僕とキミは人間同士なんだから!
困った事があったら…いつでもここにきて!
僕はキミの唯一の味方なんだから……ね( ◠‿◠ )ノ」
(唯一の……)