第20章 海よりも輝いてる君 ~高尾和成~
香音side
「え!? 海!?」
「うん、海」
「やったぁぁぁぁ!!」
「じゃあ、明日7時に駅前ねぇ 遅れんなよ!!」
やったぁぁ 和君と海とか楽しみだぁ!!
次の日
「ヤバい10分も早く来てしまった」
もちろん、新しい水着も昨日急いで買いに行ってゲットした
「水着喜んでくれるかなぁ」
「おーい!! 香音ちゃん!! ごめん待った?」
「うぅん、いまきたとこ」
本当は10分待ったけど…
「いこっか」
「そうだね」
電車がガタンゴトンいってる、そのたびに倒れそうになる
「俺の手握ってろ」
そういって、彼は私の手をぎゅっと握った
「つっついたぁぁぁ」
「早く、着替えてきなよ」
「うん、じゃあ、またあとでね」
そういって、私はいそいそと水着に着替えた