第38章 今日という日を ~青峰大輝~
香音side
ついに今日は付き合って5年の記念日
私にとってはすごく大切な日
青峰くんは忘れてるだろうけど・・・
だから私は今日青峰君を家に呼んだ
どうしても一緒にいたかったから
初めてであった日のことを青峰君は覚えてくれてるかな
「あ!だめだ!期待したらダメだ!」
ピンポーン
きた!
私は勢いよくドアを開けた
「青峰君!」
「うぉ!お前あぶねぇじゃねぇか!」
「あっごめんごめん! 中に入って!私の部屋にいて!飲み物持ってくるから」
「あいよー」
どうしよう!?今日に限っていつもよりめっちゃかっこいい!
ジュースはコーラがいいかな
「かのんーまだかー」
「今いくよー」
「早くこいよー」
「はいはい」
早くこいよ!だって!めっちゃかっこいい!
死んじゃうよ!
ダメだどんどん期待してしまう
わかってる こういう記念日に青峰君がうといことくらい・・・
ただちょっとは悲しくなっちゃうかな・・・
私はそんな気持ちも押し殺して上に上がっていった