第28章 保健室の恋 ~赤司征十郎~
香音side
あぁあ、全然分かんないや
赤司君と付き合ってる私は追いかけるように洛山高校に入学した。
もちろん、あの名門の洛山高校に凡人の私がついて行けるわけがなく・・・
今日の日に至る
けど、赤司君を見てるだけで少し元気が出る
(よっしゃ!頑張るぞ!)
「先生、少し具合が悪いので保健室で休んでいいでしょうか」
(はいっ!?赤司君?)
「あぁ構わないが、大丈夫か?」
「はい。」
(珍しい、珍しすぎる! 赤司君が具合悪いなんて!)
よほど何かあったのかなぁ
あとでちょっといってみよぉっと
そう思って私は必至で授業を受けた
そして授業が終わった瞬間
「香音!今日の部活さぁ ってあれ?香音は?」
「香音なら急いで教室出てったよ。たぶん赤司に会いに行ってると思うぜ」
「はぁぁ、あきれるほど彼氏に一途なんだから」