第12章 彩雲
【翔】
『さあ、どうぞ、見てください!』
と言わんばかりに広げられた脚の中心で、満開に花開いたかのような智くんの…
「ちょっと、大胆過ぎな~い?」
俺は少し笑いながら指を二本に増やす
「だってさ~!俺さっき、翔くんにイカされたんだよ?出してないのに…『ああ、気持ち良かった、チャンチャン♪』…な訳ないでしょ?ちゃんと完結、してもらわないとね~
中で逆流しちゃってるから、おかしくなりそうだったもんね!」
もんね!
って今この状況で、そのドヤ顔…
智くん、君ってほんとにさ~…
可愛いから、ご褒美に思いっきり中のコリコリを押してやった
「あああっ、翔くん…ソコ…気持ち、いい」
「じゃあ、もう一回、イッちゃう~?」
指を3本にしようとしたその時。
智くんは俺の手首を掴んだ
「俺の中でイキたいって、そう言ったよね?
俺も、翔くんと一緒に、イキたいな…」
いいよ…
そうだよね…
ひとつになろう…智くん
「じゃ、着けて♡」
俺の言葉に少しニヤリと笑った彼は、枕の下から四角い袋を取り立ち、歯でそれを開けた
そして、中から出した丸を咥え、俺の脚の間に入ってきた
口で…って?
智くんは、唇と歯を器用に使って、滾る俺んのに、あっという間にゴムを掛けた
……ヤラシイんだぁ~、智くん
こんな技、どこで覚えた?ええ~??
「じゃ、イレるからさ…さっきみたいにやってよ~」
膝立ちする俺
その前に正座する智くん…
潤んだ目で俺を見上げた彼は、頷いてから、今度はベッドに四つん這いになり、顔を付けて両手でお尻の肉を引っ張った
「……すごっ…」
思わず漏れた声に、智くんは、
「…恥ずかしいから、早くイレてよ…翔くんの熱いの、中に…ちょうだい…」
そう言った
その1.5秒後…
俺は彼の晒された秘肉を割り、熱い猛りを突き刺した