第6章 不器用な酔ったフリ/twc
振り向きざまにキスをする。
t「言うてくれたらなんぼでもすんのに」
「っ…だから…!!」
t「ああ…でも、まぁ、こんながまた見れるんなら焦らしてもええかな」
「ほんっと、やめて下さいっ!!」
t「でも、俺としたいやろ?なぁ?」
「………はぃ…」
先程よりも更に顔を真っ赤にしたは、その顔を両手で覆い下を向く。
t「…え、って事は今までずっとアピールしてたってことやんな?」
「えぇ!?…まぁ…はい…」
t「そんなに俺とキスしたかったんか…」
「なんか…!その言い方やめてくださいよ…!!」
t「事実やろ?…まぁ、とにかくこれからはフリとかせんで素直に言うて?は俺のもんでしょ?」
「さらっと恥ずかしい事言わないで下さいよ…っ」
t「あと、その敬語もやめへん?俺より年上なんだし、何より恋人なのに距離感かんじて嫌やろ?」
「でも…」
t「でもじゃなくて“うん”」
「!…うん、ありがとう…」
t「なんやこの会話。学生か?」
と自嘲気味に笑うとわこの腕を引いたは
「ちゅっ…」
t「!?…今のは反則やろ…んっ」
「んんっ…んっ…」
今まで我慢していた分、何度も口づけをかわした。
Fin