第3章 罪じゃない○
兄貴がさっきイッたから、直腸が俺をハチャメチャに搾り込んでくる。
たまらずピストンを速めると、卑猥な音が部屋を満たした。
ガチガチに勃起した俺も限界が近くて、腹の中で渦巻く快感に脳が痺れる。
生殖器が焼けるように熱い。
狂いそうな快楽に身を任せ、俺も兄貴の後を追って白濁をぶちまけた。
「くッ…!」
「んぁ、あ…!」
出された感覚に兄貴の体が震え、収縮する腸壁が俺に絡みつく。
俺は射精の余韻に浸り、ゆるゆると腰を揺らして弛緩するナカを味わった。
「はぁ…いつもより出たかも。兄貴大丈夫か?」
「大丈夫…多分。」
息切れした兄貴のナカから萎えた俺を抜き出して、すぐにティッシュを手に取った。
布団に垂れた白い汚れや、それ以外の汚れを拭き取り、二人でベッドに寝転ぶ。
変哲の無い天井を見上げて、俺たちはボーっとした時間を過ごした。
「今度いつヤるよ。」
「家に誰も居ない時。」
「えー…もうさ、居てもお構いなしに行こうぜ?」
「律人お前、マジで強すぎだろ…」
「いいだろ?じゃないと兄貴が我慢できずに、」
「あー!分かった分かった。」
内心、よっしゃーってガッツポーズをする。
でも、どうして兄貴とヤるようになったんだっけ…?
まぁいいや。
別に、罪じゃないんだし――――――――