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ここにしかない景色
第12章 過去
大倉はチカの頭に手を置き、
大「辛かったね。泣きたいときは泣いたらいいんやで。」
すると、
『ふぇっ、ひっく、ぐず、泣』
大倉はチカを抱きしめて、チカの頭を撫でた。
大「チカはもうひとりじゃないんやで、俺らがおるから、辛いときは俺らを頼ってよ。」
『ううっ。な、なんで私だったの、私が悪いの、』
といい、泣きじゃくるチカ。
数分後、
大「落ち着いた?」
『うん。ごめん、たっちょん、服汚しちゃった。』
大「大丈夫だよ。洗えば落ちるよ。」
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