第29章 山崎退、囚人になる
土方
「…ラケットを買ったのを怒られてカッとしたお前が、
佐藤に手を上げた…で間違いないかー?」
山崎
「いやいや間違いだらけです。」
土方
「じゃあ、なんだ?
お隣の小田さんが嘘をついているとでも?」
俺は仲間にしょっ引かれ、
屯所の取調室に連れて来られている。
山崎
「はぁ…だから何回も言ってるじゃないですか!
言い合ってたら佐藤がヒートアップして……」
"ガチャ…"
とその時、
篠原が取調室に入ってきた。
篠原
「副長…次が詰まっています…」
山崎
「篠原!!ちょっ!俺無実なんだけど!!
副長に無実を証明してくんない!!?」
篠原
「…罪は償わないといけないって、
筆頭…いつも取調室で罪人に言ってるじゃないですか(-_-)」
山崎
「え!?冷たっ!!たった3人の監察仲間なのに冷たっ!!」
篠原
「…安心してください。
美奈さんは俺が責任持って引き取るんで…
しっかり勤めてきてください…刑務所で。」
山崎
「えっ!!?」
土方
「そういう事だ、山崎、お前は有罪だ…
刑務所生活決定だな。」
山崎
「えーーーーーー!!!」