第27章 安定期
それから3日後、
小さな骨壷を胸に抱き1人で我が家に戻ってきた。
佐藤
「ただいま…」
お空に戻ってしまった我が子は男の子だった。
原因は突き止められなかったけれど、
突然心臓が止まってしまったみたいだ。
先生は私のせいではないと言ってくれたけれど…
私は私を責める事で心の安定を図る……
佐藤
「……」
"pipipipi…"
その時、
あんなに電話が繋がらなかった退からかかってきた。
📱
「もしもし?佐藤?
ごめん、忙しくて電話取れなかった💦
産婦人科からも連絡もらってたみたいなんだけど、
何かあった??」
(今頃…遅いよ…)
佐藤📱
「お疲れ様…もう済んだから……うん…うん……」
まだ忙しいらしく、
直ぐに電話が切れた。
そして私の我慢していた気持ちの糸も…切れた……