第25章 新しい女中
七宮
「あの副長から、
朝のお茶汲みの仕方を今のうちに山崎さんに聞いておけと言われたのですが、教えて頂けませんか?」
仕事中、七宮さんに話しかけられた。
山崎
「…え?俺??
ごめん、実はあまり分からないんだよね……
前の女中が全部やってくれてたからさ。」
七宮
「前の女中さんですか?
あー、要領が良くなかったって言う……
困りましたね…山崎さんも知らないとなると、
前の女中さんに聞くしかないって事ですよね……」
(なにコイツ…嫌な奴…)
山崎
「いやいや、お茶汲みくらい自分で考えれば?」
佐藤の事を悪く言われ、
俺は冷たく七宮に対応する。
七宮
「そうですね。
無能な前女中に聞くくらいなら、
考えたほうが良さそうです!!
山崎さん、アドバイスありがとうございました。」
山崎
「は?」
七宮は、
そう思うと張り切って何処かへ行ってしまった。