第24章 chance
俺が説明室に入ると、
医師が明るい表情で座っていた。
医師
「山崎さん!開発されましたよ!!
特効薬が!!」
山崎
「え!?本当ですか!!?」
特効薬が開発され始めていると言う噂は、
調べていて知ってはいたが…
まさかこんな早く完成されるとは思わなかった。
医師
「ですがまだ副作用がハッキリ分かっていない部分がありまして…
そのリスクを伴っても良いという事ならば…
チャレンジしてみませんか!??」
(副作用…)
白い指にはめられた指輪を、
嬉しそうに眺めている佐藤を思い出す。
山崎
「佐藤…次第ですね……
俺は試して欲しいですけど。」
嬉しすぎてついさっきまで食べていた弁当をリバースしそうになる。
医師
「…そうですね。
では、明日にでも説明しておきましょう。」
山崎
「はい!」