第2章 個人面談(面接)
佐藤
「…ごめんなさい……あの私……」
私は震える手をガシッと握る。
そして今にも泣き出したい気持ちを押し殺した。
土方
「女中の仕事は掃除や洗濯だけじゃない……
隊士の看病や使い…時には客の相手もしなくちゃなんねぇー…
言い方はキツイが無理だと思うなら辞退して欲しい。」
佐藤
「 (´⊙ω⊙`) 」
土方
「なにも直ぐに決めろとは言わねぇ…
そうさな……
日暮れまでに決めておいてくれ( ´Д`)y━・~~」
土方さんは優しいと思う…
"辞退してくれ"ではなくあくまで私の"意思"次第だと判断を委ねてくれたのだから。
こう言って良いのか分からないけどもし土方さんから、
辞退しろと強要されていたら私はきっと…ただひたすら落ち込んでいるだけだった…
でも自分でそれを決めたならきっと"立ち直り"が早いと思うから…
私は土方さんに頭を下げると
部屋から退室する為に憂鬱な気持ちで立ち上がる…