第11章 山ちゃん本気を出す!PART①
【山崎視点】
荷造りをして裏門へ来ると、
すでに美奈さんが待っていた。
山崎
「ごめん、じゃあ、行こっか。」
佐藤
「はい。」
俺と美奈さんは駅に向かって歩き出す。
山崎
「美奈さんにお願いがあるんだけど、
今から俺のこと"さがる"って呼び捨てにして欲しいんだ。
ほら、恋人同士っていう定なのに苗字にさん付けとかおかしいじゃん?」
そう…
潜入捜査というのは本来、
元の自分を捨て去りいかにその場に溶け込むかが重要なわけで…
佐藤
「なるほどですね!分かりました…
ちょっと照れくさいけど頑張ってみます。」
山崎
「それから、その敬語もダメだからね(´・ω・`)」
佐藤
「(・Д・)あっ…」
佐藤さんは可愛らしく両手で口をおさえる。