第9章 301号
【10分後…】
私は落ち着いた所を見計らって…
一階に戻ろうとトイレから出ると…
佐藤
「 (´⊙ω⊙`) 」
篠原
「!!」
病室から出てきた篠原さんと鉢合わせてしまった。
佐藤
「……」
篠原
「…聞いてたんだろ?」
佐藤
「へ?」
篠原
「筆頭は気付いていたか分からないけど、
俺は気付いてた…」
佐藤
「………」
篠原
「憎んでもらっても構わない…それじゃ…」
佐藤
「…待って下さい!!
篠原さん!!私の命…助けてくれてありがとうございました!」
篠原
「…ふんっ…今更だよな…
俺のこと…憎んでたろ?あー、ムカつく…」
佐藤
「…ごめんなさい(;´д`)」
篠原
「まっ、俺は優秀な?監察だから騙せない奴なんていないから?…気にすんな…
…それより…筆頭の身の回りの世話してくれてるんだって?」
佐藤
「…え?…はぃ…」
篠原
「しっかり頑張れよ、
お前って馬鹿だし、ドジだし…
筆頭に迷惑かけそうで心配なんだよな…」
佐藤
「( ;´Д`)え…酷ッ…そこまで言わなくても…」
篠原
「でもまぁ…そんな馬鹿が筆頭は良いみたいだけど…
ほんと仕事は出来るのに…趣味はアレだよな〜(-_-)」
(これは一見、山崎さんを貶しているように聞こえるけど…
わたしが馬鹿にされてる…(;´д`))
そう言うと、
篠原さんは帰っていった。
(篠原さん…ありがとう…)