第9章 301号
忘れ物をして病室に戻ってくると…
あの篠原さんが山崎さんと仲良く話しているのを発見した。
(山崎さん…もしかして篠原さんとグルだったの!?)
私の胸がギュッと痛む…
でも…よくよく話を聞いていると…
なんとなく真実が見えてきたら、
真選組を乗っ取ろうとした伊東さんは、
先ずは真選組の鋼の盾…土方さんを潰す為…
土方さんの亡き想い人に似ていた私に目をつけた。
それを知った篠原さんや山崎さんは、
真選組を守る為…そして私を守る為に
嫌な役回りをして動いていたと言う事を…
(だから監察がどんな仕事か教えてくれなかったんだね…)
でもこれでハッキリした…
私のこの顔のせいで…家族が犠牲になったことは明白で、
私のせいだ。