第5章 そうだ、銭湯にいこっ
山崎
「そーいや、仕事は慣れた?」
佐藤さんに髪の毛を結んでもらいながら、
さり気なく最近の"心境"を聞く。
佐藤
「…まだまだなんです(;´д`)
毎日バタバタで…」
山崎
「…ほんとよくやってるって皆…言ってるよ。
吉村なんて美奈さんが男だったら、
監察に欲しかったって言ってるくらい。」
佐藤
「…監察にですか?
そういえば山崎さん…監察ってどんなお仕事をされているんですか?」
佐藤さんは俺の髪の毛を結び終えると、
横にピタッとくっ付いて座ってきた。
(ん?)
あまりにも近いから、なんだか違和感を感じ…
辺りをごく自然に見渡すと隣の風呂に…
(あれは…)
見知った奴が1人いた。
伊東を慕っている隊士の1人だ。