第7章 卒業
半田くんと最後までする事に躊躇っていた私。
けれど昼間の会議室でのやり取りに、私の心は大きく動かされてしまった。
彼がそれ程までに私の事を求めてくれるなら…
「先輩…っ…、俺……先輩と最後までシたいです…っ」
「…本当に?後悔しない?」
「後悔なんてする訳ありません…!言ったはずです…俺の初めては全部先輩に貰ってほしいって…」
「…半田くん……」
彼の決意は固いようだ。
ここまで言われて焦らす程私も鬼ではない。
それに何より、私の体も半田くんを欲してしまっている。
「解った……じゃあ今日は最後までシよう?」
「っ…、先輩……」
彼の額にキスをしてから一旦その場を離れ、キャビネットの引き出しに手を掛けた。
本当は以前から用意していたもの…ソレを手にしもう一度彼の元へ戻る。
「着けてあげるから……よーく見ててね?」
「……、」
袋から取り出した避妊具の先を口に咥え、ソレを彼のモノの先端に被せた。
そのまま彼のモノを咥えるように真ん中まで下ろす。
「んっ…、」
「こら、動かないの」
「っ、だって……そんな事されたら…」
流石に根元まで咥える事は出来なかったので、両胸の間に彼のモノを挟んで固定しながら最後まで着けてあげた。
「どう?きつくない?」
「は、はい…大丈夫です……」
明らかに緊張している彼…初めてなのだから当然だけれど。
私はもう一度彼の太腿の上に乗り、その頬を撫で唇を指でなぞった。
「…じゃあ最後に質問」
「……?」
「半田くんが自分で入れるか……それとも」
彼の首に腕を回しその耳をぺろりと舐める。
「半田くんの初めてを私に奪ってほしいか……どっちか選んで?」
「ッ…」
*
バクバクと心臓がうるさい。
先輩の甘い声と熱い吐息が俺の耳を擽る。
「…早く選んでくれなきゃ止めちゃうよ?」
「っ…」
「半田くんのココ…さっきから我慢出来ないってビクビクしてるみたいだけど」
「ぁっ…、」
誘うように俺のモノを濡れた秘部で擦ってくる彼女。
答えなんて初めから決まっている…
「…し……して下さい…」
「…何を?…どうしてほしいかハッキリ言ってくれなきゃ解らないなぁ…」
「ッ…、お…俺の初めてを…っ……先輩に奪ってほしいです…っ」
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