第7章 別れの時
学園祭も無事に終わり、私はカルマと学秀の部屋にいる。
みゃあの頭を撫でながら、
『明日…なんだね。良かったね。みゃあ。』
学秀『あぁ…。だが、みゃあもこれで幸せになれる。』
カルマ『まぁ、可愛がってたもんね。』
『写真…。みんなで写真撮ろう。』
その声に黙って学秀もカルマも従ってくれた。
私がカメラを起動させ、セルフタイマーのボタンを押す。
『いくよ!5.4.3.2.1』カシャッ。
『表情固すぎ!もっかい!学ニャン!カルニャン!はい、笑ってぇ!』
学秀『その呼び方はやめろ!』
カルマ『学ニャン、次はちゃんと笑いなよ?』
『いくよ!はい!』
5.4…
私はみゃあを膝に乗せ、両脇に学秀とカルマが座る中、左右に手のひらをさしだす。
2人は、ため息をつき、私にお手をする。
カシャッ。
『あはははは!これは傑作だなぁ。待ち受けに…。』
学秀『こら!落ち込んでると思ってしてやったのに…。』
カルマ『まったく…油断もすきもないよ…。』
ガチャッ。
学峯『おや、みゃあにお別れの挨拶ですか?
大丈夫です。私の知人宅の方は、大変猫好きでみゃあもきっと幸せにしてもらえるはずです。』
『…はい。よろしくお伝え下さい!
あっ、それより見て!理事長先生!これっ!』
学秀『まぁ!やめろ!』
カルマ『…あぁ〜。やられた…。』