第8章 賢者ターイム!!
〜十四松side〜
やばいっすよ……コレ……。
何より……一松兄さんが可愛そうだよ……。
……止めなきゃ。
「兄さん達……喧嘩やめてよ……」
「あぁ?十四松は黙ってろ!!」
おそ松兄さんの拳が僕の方に向かって飛んでくる。
殴られると思ってぎゅっと目をつぶった。
……あれ、痛くない。
恐る恐る目を開けると目の前にチョロ松兄さんが立っていた。
「……お前らさぁ、なにやってんの?喧嘩は勝手にすればいいけど、十四松が怪我したらどうすんの?」
そう告げるチョロ松兄さんの声は冷たい。
その声におそ松兄さんとカラ松兄さんの動きが止まった。
「いい加減馬鹿みたいな事するのやめろ。」
「は?なんで俺まで怒られてんの?悪いのカラ松じゃね?」
「オレも同感だ。」
チョロ松兄さんが大きくため息をついた。
「……十四松、下がってて。」
ぼそっと呟いた。
2人には聞こえていなかっただろうけど、僕にははっきりと聞こえた。
「トド松!!」
「え!?」
僕達はチョロ松兄さんに言われた通りに少し離れた場所に移動した。