第26章 キスの日&ラブレターの日
☆カラ一の場合☆
「いっちまぁ〜つ!!」
カラ松が部屋に飛び込んできた。
嫌な予感がする。
「今日何の日か知ってるか!?」
「……しらん。」
嘘。ホントは知ってるけどね。
「今日は!Kissの日だ!」
「……で?」
「一松!オレにKissしてくれ!」
……やっぱり。
でも、自分からキスするのって……恥ずかしくない?
「……やだ。」
「一松……」
したから見つめられて心が揺らぐ。
「……そんな顔してもやだ。」
「そうか……」
明らかにしゅんとするカラ松。
やべぇ……耳が見える。
犬の耳が……。
「……1回だけだよ。」
「えっ!!」
おれはカラ松の胸ぐらを掴んで引き寄せた。
「いちまっ!!」
「ん……」
ちゅっと短いリップ音が響く。
「……これでいい?」
「……あ、あぁ!」
カラ松がしたかったのはディープなヤツだろう。
でも……今のおれにはこれが精一杯///
「じゃあオレからも……」
「んむっ……」
さっきおれからしたのとは全く違う甘くて濃厚なキス。
まるで脳が溶けてくような。
ゆっくりと唇が離れる。
「はぁ……」
「……一松、ホテル、行かないか?」
「……。」
黙って頷く。
「よしっ!」
そして2人で手を繋ぎ、ホテルへと向かった。