第47章 私たちの未来。
私とカルマは、今、カルマの両親。
私にとってもお父さんとお母さんと向かい合っている。
カルマ父『…本気で言ってるのかい?』
カルマ『冗談でこんな話するわけないでしょ。』
カルマ母『…………。』
『お父さん、お母さん、1人だった私を養女にして、家族にしてくれたのに、そのご恩を仇で返してしまっていること、本当に申し訳ありません。
でも私は……。カルマを、本当に愛してます。
どうか…許して下さい…。』
カルマ『俺も、まぁを本気で愛してる。
お願いします。俺たちの事を認めて下さい。』
カルマ父『………。2人とも、頭を上げなさい。
カルマ、本当にまぁを守り抜く自信があるんだな?』
カルマ『はぃ。』
カルマ父『……。分かった。なら、話は終わりだ。』
カルマ&まぁ『えっ…?』
カルマ父『役所に行ってくるよ…。まぁ、カルマと籍を入れるまでは、まだ家にいてもらう。
カルマと籍を入れたら、カルマと2人で仲良く暮らしなさい。』
『認めて…くれるんですか?』
カルマ母『フフッ…。当たり前でしょ。私、カルマが結婚するならまぁちゃんだって思ってたもの!』
カルマ『まさか母さん、まぁを引き取ったのって…。』
カルマ母『さぁ、どうでしょうね!あなた!』
カルマ父『ん?そうだね。どうだろうねぇ?』
まぁ(さすが似た者親子…。くえない相手だ…。)
カルマ『ありがと。父さん。母さん。必ずまぁを幸せにする!』
私たちの関係を認めてもらい、私は赤羽家で高校、大学へと進んだ。