第9章 真実
京緋
「……あ~あ、こんな術まで掛けられちゃって……可愛そうに。」
紫黒
「……掛けないと、お前が力を吸いとって早く目が覚めるじゃないか。」
京緋
「……全く、掛けられる前は順調だったのに……。本当にあんたは俺の邪魔ばかりする。だから、姉さんの願いもすぐに叶えること
が出来なかったじゃないか……。」
紫黒
「お前は永遠に寝てれば良かったんだよ!!!」
___誰か___
京緋
「……そういえば、さっきはお礼言ったけど 花は要らなかったな。
」
京緋
「姉さん以外の花なんて、汚いだけだからね……。」
京緋は笑い、紫黒は歯をくいしばり拳を握り締めた。