第6章 番外編
とある日曜日、東雲珊瑚は使命感に燃えていた。
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遡ること一週間前……
琥珀
「あ!珊瑚ちゃん、そこの段ボールを裏に運んでもらえる?」
珊瑚
「……あ、分かりました~!」
カウンターにいる琥珀に頼まれた段ボールは三箱ぐらいあり、店の入り口に積まれていた。
珊瑚
「よ~し!これだなぁ~?………………ヨイショ!………んん?」
その段ボールはかなり重く、女が運ぶには大変な重さだった。
珊瑚
【……ちょ、これ……私が全部運ぶの…………?……普通に考えて無理だろ!】
これを三つも運ぶと思うと目眩がする。
珊瑚
「桔梗~、ちょっと手伝ってくんない?」
商品整理をしていた桔梗はこっちを見て、
桔梗
「がんばれ。」
一言そう告げ、また自分の作業に取りかかった……。