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第1章 出逢い




私、東雲 珊瑚は他の人間には無い力がある。



学校帰り、道端にキラキラと光る雀の死体が目に留まる。無視すれば良いがそうもいかないだろう。
フゥとため息をついて



珊瑚
「君の記憶を消してあげるから、ちゃんと成仏するんだぞ?」




道端に死んでいた雀の体に、手を翳すと、小さな体がキラキラと輝きだす。次第に輝きは衰え、一つの脱け殻となる。


頬に涙が伝った時、木の影からガサっと音がし、目を向けると、そこには女の私から見ても可愛いと思ってしまうほどの、小柄で中性的な人がこっちを見ていた。



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