第3章 迦楼羅、中忍になります。
---ほぼ主人公サイド
『イルカ先生の馬鹿!!』
試験会場の
張り詰めた空気。
(圧迫されるー!!)
『もういいや★何とかなるさあ!!』
とりあえず、椅子に座る。
「よーい、始め!!」
(試験官が、まさかのイビキ!!
怖すぎてワロエナイ。)
問題用紙を見る。
2問目
図の放物線Bは高さ7m(メートル)の
木の上にいる敵の忍Aの手裏剣における
最大射程距離を描いている。
この手裏剣の描く楕円に現れる
敵の忍者の特徴及び平面戦闘時における
最大射程距離を想定し答え、
その根拠を示しなさい。
不確定条件の想定と力学的エネルギーの解析を応用した融合問題で、こんな問題を、解ける奴はほとんどいない!と原作に書いてあったような。
(ーーーめっちゃ、分からないよ。)
カリカリ…
(うーん。まだ5問しか解けてないや。)
「終わり!!」
試験官のイビキがやっぱり怖い。
(やべえ、死ぬ。怖すぎてちびりそう。)
「お疲れ迦楼羅。」
『イルカ先生!!』
イビキの迫力が怖すぎたせいか、
乙と言ってくれたあの最低な
イルカ先生が女神に見えました。
(なんとか、1次試験合格出来たけど、
やっぱりワロエナイ。)