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【暗殺教室】支配者の愛

第9章 学秀の時間


理事長先生が帰って、頂いたプリンの箱を開ける。


うわ、オレンジ色だ!

1つ取り出し、スプーンですくう。

パクっ………なにこれ!美味しすぎる!!



甘くとろけるプリンのように私の中で理事長先生への気持ちが変わる瞬間だった。





翌日ー朝10時ー。


駅に着くと浅野君がすでに待っていた。

『ごめんね!待った?』


学秀『いや、では行こうか。』

『どこに行くの?』

学秀『ついて着てくれ。』

そう言うと、既に電車の切符を2枚購入してくれていた。

優しいな…。

電車にゆられて着いた先は……。



遊園地?!


学秀『たまたまチケットが手に入ったんだ。こういう場所は嫌いか?』


『実は…けっこう好きなんだ。だから嬉しい!』

花のように笑う彼女に僕は目を奪われる。

学秀『では、まずあれに乗ろうか。』

そう言って指をさすのは、ジェットコースターだ。


『きゃーーー!!』

楽しそうにはしゃぐ彼女に僕も心が弾む。



一通りアトラクションを楽しみベンチに座る。

彼女がイチゴフローズン、僕がメロンフローズンを飲む。

『浅野君、一口ちょーだい!』


学秀『……かまわない。』


パクっ。


『メロンも美味しい〜!はい、あーんして。』

彼女がフローズンに着いているスプーンストローを使い、僕の口にイチゴフローズンを入れる。


学秀『…悪くない。』


ピコン…。


彼女の携帯が鳴る。スマホを取り出し、


『ひなのからだ!』

チラッと待ち受け画面を見ると、親友の倉橋ひなのと一緒にベイ◯ックスのぬいぐるみを持ち、微笑む画像が目に入った。



『ひなのってばぁ〜。』


学秀『どうした?』


『いや、今日私が浅野君と会うの知っててメールしてきたのはいいんだけど…。内容がね…。』


学秀『見てもいいか?』


『いや、浅野君は見ない方が…。』

学秀『かまわない。』

そう言うと、倉橋からのメールを僕に見せる。
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