第1章 *空*
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俺も空を見たら
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何重にもかさなった
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真っ白な夏の雲が
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秋の澄んだ空に浮かんでて
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チラってのほうを見たら
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笑顔で話し出した
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「空好きなんだ・・朝、昼、夕方、夜、
春夏秋冬いろんな顔があってどれも好き・・・
今日のあんな雲なら・・・
上に乗ってちょっと食べちゃいたい(笑)」
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そんな事言いそうにないのに
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ちょっと恥ずかしそうに話してるが可愛くて
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何か言わないとって思って
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和「あのさ内緒なんだけど俺雲の上に乗る方法知ってんだよね」
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「・・・」
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ちょっと頭大丈夫?
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って顔してこっちを見た
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そりゃそうだよな
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俺だって言っててちょっと
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・・・かなり恥ずかしい
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