第17章 期末の時間。
コロ『さて、みなさん、テストが返却されました!』
結果は…
英語1位 中村莉央、浅野学秀
社会1位 磯貝悠馬
理科1位 奥田愛美
国語1位 桃宮まぁ
数学1位 浅野学秀
総合1位 浅野学秀
総合2位 桃宮まぁ
A組との賭けに、英語の同点はノーカウントにはなるが、3対2で私たちE組の勝ちだ!
賭けの報酬は…。
成績優秀クラスに与えられる南の島ツアーの権利を頂くこと!
ひなの『まぁやったね!』
『うんっ!』
ガラッ。カルマが教室から出ていく。
私も後を追う。
木のそばで答案用紙を握るカルマ。
と、コロ先生?
コロ『さらっと勝つ自分カッコいい!って思ってたでしょ?はずかしいですねぇ〜!』
あぁ〜。言われてる…。
悔しそうに顔を赤らめてこちらに来るカルマ。
カルマ『まぁ…。ごめん。
俺、今すごいカッコ悪い…。』
『ふふっ…。いいじゃん?いっつもカッコいいんだから。たまにはカッコ悪くても!』
カルマ『………!カッコいいとか言われたら、期待。しちゃうじゃん。』
『ん?何か言った?』
カルマ『さ、教室戻ろッ!』
本校舎体育館前ーー。
生徒会が準備をしている。
学秀『あとマイクをもう1つ用意してくれ。』
磯貝『浅野、さっきメールしたけど、賭けのあれ、分かってるよな?』
学秀『ちっ…。あぁ。』
『これでE組だとかで差別するのも失くしてよ!』
学秀『フッ。勘違いするな!今回は負けを認めるが、次は覚悟しておくんだな。』
何はともあれ私たちは、期末テストを終え、夏休みに入る。