第12章 支配者の息子。
ある日の帰り道…。
ひなのと桃花、カルマ、磯貝君、前原君とE組の山道を下っていくと…。
『すっかりE組に馴染んでいるようだな。』
学…秀…。
『何しにきたの?浅野君…?』
学秀『いや、幼馴染が寂しがっていないか少し様子を見に来ただけだ。
なんなら、僕が理事長に頼んでA組に復帰させてやってもいいんだが、どうだ?』
『けっこうです…』
学秀『ま、まだ反省が足りていないようだ…。』
そう言って去って行く。
ひなの『まぁ、いいの?浅野君とこのままで…。』
『学秀…浅野君が、私をもうE組の生徒としか見ていない限り、どうしようもないよ…。』
カルマ『ふぅ〜ん?まぁと浅野君、こんな事になってたんだね。』
『カルマ、楽しんでるでしょ?』
カルマ『バレてたぁ?』
(学秀サイド)
みてろよ…。まぁ、E組がどういうところか僕が直々に教えてやる…。
僕が正しかったとな。
そして必ず、僕が手に入れる!