第11章 再開
ひなの『はぁ、体育で終わってほしかったなぁ。』
『次、小テストだもんねぇ…』
『まぁ…?』
私は呼ばれた方へ顔を向ける。
『カルマ!そっか、今日停学明け。』
カルマ『何で?なんでまぁがここにいるの?』
『あはは…。あとで話すねぇ。』
カルマ『ってか、もしかして、あれが噂のコロ先生?
ほんとにタコみたい!』
コロ『赤羽カルマ君。今日が停学明けと聞いていますよ!ただ、初日から遅刻は許せませんねぇ!』
カルマ『あはは…。生活リズム戻らなくって。
下の名前で気安く呼んでよ!宜しくね!コロ先生!』
握手を交わす…。
ピシュン っ…。
コロ先生の触手が溶ける。
カルマ『そんなとこまで飛び退くとかどこまでビビってるの?
殺せないからコロ先生って聞いてたけど…あっれぇ?
先生ってもしかして、チョロい人?』
カルマ……。
その後の小テスト中、コロ先生が買ってきたジェラートを盗み食い、怒ったコロ先生が取り返そうとカルマに近づくと、床にバラ撒いた対先生用ビービー弾を踏んづける。
カルマの隣の席の私は複雑な思いだった。