第29章 カルマオチ②
今日から二学期期末テストの勉強期間。
理事長室では、学秀以外の五英傑が、理事長先生の洗脳により、E組への憎悪を煽られていた。
学峯『期末テストは、私が全て執り仕切る。
強くなければ何の意味も価値もない。それを一から教えてあげよう。浅野君…。
君は、想いを寄せる幼馴染でさえ、同じE組の生徒に奪われる始末だ。
いいかい、私が強者である事の手本を見せてあげよう。』
E組教室ーー。
コロ『さぁて、この一年の集大成。いよいよ次は学の決戦です。
トップを取る心構えはありますか?カルマ君。』
カルマ『さぁねぇ。バカだから難しい事わかんないや。』
コロ『1学期の中間の時、先生はクラス全員50位以内という目標を課しましたね。
あの時の事を謝ります。先生が成果を焦りすぎたし…敵の強かさも計算外でした。
ですが、今は違う。君達は頭脳も精神も成長した。
どんな策略やトラブルにも負けず目標を達成できるはずです。
堂々と全員50位以内に入り、堂々と本校舎復帰の資格を獲得した上で、堂々とE組を卒業しましょう。』
原『そう上手くいくかな?A組の担任が変わったらしい。
新しい担任はなんと…。』