第2章 触れたい…。
機械『次は、彼氏は後ろから彼女を抱きしめよう!』
いいの…かな…。
学秀、嫌じゃないかな?彼女でもないのに…。
顔があついよ…。
(学秀サイド)
いいのか…。いや、言い出したのはまぁだ。
変に意識する方がおかしい。
手を…つなぐ…。
いや、まぁは恋愛として僕を意識しているわけではない。
やり遂げよう。平静を装って。
学秀に後ろから抱きしめられる。
男の人にこんな事されるの…はじめてだ。
頭ん中、真っ白だよ…。
機械『さて、最後はお互い向き合って〜!彼氏が彼女にキス〜!』
さすがに声が出る!
『えぇ〜!』
だが、学秀は私とは正反対に落ち付き、私を抱き寄せる。
学…秀…?
オレンジの髪が近づく。
カシャッ。
キスをするかしないかのギリギリで学秀が止まる。
プリクラにはキスをしているように写っているだろう。