第33章 鬼ススキが泣く夜は
神無
「住めるとこ直ぐに探すから、
今夜は…橋の下で我慢できる?」
神無くんと大きな橋の下で寄り添って座っている。
美菜
「うん…大丈夫。」
神無
「ごめんな美菜。」
美菜
「ううん。私こそいろいろごめんね…」
神無
『ほら…その体勢じゃ満足に眠れないだろ?
俺の膝に頭を乗せて横になりな。」
美菜
「うん、ありがとう。」
2人とも着物だし…
なんにも持ってなくて変に目立つだろう。
でも神無くんが居る!
私はそれだけで十分。
明日はどんな1日になるんだろう…
そんは事を考えながら眠りについた。