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インソムニア.

第33章 鬼ススキが泣く夜は





神無
「美菜、やっぱり妖怪は妖怪なんだよ!

所詮…人間の気持ちなんか分からないんだ。

もう、ここから出よう!

俺が絶対に守ってやるから!!」








整備されていない、


田んぼ道を突き進んでいく。








美菜
「神無くん…」









神無
「人間はやっぱり人間界に居るのが良いんだよ!!

このまま…一緒に行こう!」









美菜
「………神無くん…」









私は言われるがまま手を引かれて歩いている。

神無くんは自分の意思で私を救おうとしてくれているのに、

私はなんにも言えない…こんな自分が嫌だ。







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